食べ物

食べる、と言うことは生命を維持する為に、現段階では必要な事です。
何を食べても良いかと言うと、やはり、化学物質を出来るだけ含まない食事が
良いのですが、あまりにそれにこだわると大変なので、出来るだけ、化学物質を
含まないものを選ぶようにする、と言う程度が良いと思います。

例えば、調味料は無添加のものと決めるだけでも随分違います。

一方で、何十年も全く食べ物を口にしないだけではなく、飲み物さえ口にしないと
言う人も近年TVでも紹介されました。それも、一人ではなく何人も。
また、土を食べている人も紹介されていました。

NASAで、ある不食の女性を研究したところ、脳下垂体でエネルギーを創っている
らしいと言うところまで解ったと言う事です。

果たしてその人達だけが特別なのでしょうか?私はそうは思わないんです。
全ての人がそうなる可能性を秘めていると思っています。

食べなければ命が維持できない、と言う概念、食に関する概念を完全に変えて
しまえば誰でもがそうなれると思っています。

シータヒーリングを学んだアメリカの女性の話ですが、彼女は、不食の身体になり
たくてシータヒーリングを学んだそうです。
そして、10年近い年月を掛けて、今は、ほぼ腐食に近い状態になっている、
と言う事です。
1日にほんの少しの果物と、ほんの少しの水だけで、命を保っていると言う事です。

以上の話を前提としなくても、例えば、江戸時代、或いはその前の時代、果たして現代の様に、色々な食物をバランスよく食べていたでしょうか?
おそらく答えは「NO」です。
主食の米は、白米ではなく、そこに、稗や粟などを混ぜて食べていたと考えられて
いますが、副菜は?梅干と漬物と、少量の菜物や豆類、イモ類、それと少量の魚。

現代の常識から考えると、とんでもなく栄養バランスが悪いですね?
では、江戸時代の人は病人ばかりだったのでしょうか?実際はそんな事は無くて、
かえって今のほうが病人だらけなのではないでしょうか?

どうしてなのでしょうか?あくまでも個人的な意見ですが、その頃の食べ物の
エネルギーは今の食べ物よりも多くて、十分足りていたのではないでしょうか?
本当は、食べ物から栄養素だけではなく、生命エネルギーを摂取していると
思っています。
だから、エネルギー的には全く不足していなかったと言う事だと思います。

エネルギーの観点から言うと、手塩に掛けて育てられたものほどエネルギーが
高いだろうし、それを愛情こめて調理すると、またプラスのエネルギーが加わり、
それを感謝して戴く。
するとまたまた体内でエネルギーが増幅される、と言う様にになっていると私は
思っています。

最近の食べ物はエネルギー的には非常に低い、でも、カロリーは高い、と言う傾向に
あると思っています。エネルギーが不足しているので、沢山食べる事で、エネルギーを
補給しようとする。
すると、カロリーオーバーになってしまう、と言う傾向が感じられます。

余談ですが、長崎に原爆が投下された後、被爆した人達に味噌、梅干、海藻を
沢山取るように進めたお医者様がいるそうです。
そして、そのお医者様の仰るように、それを沢山召し上がった人には、原爆の影響が、非常に少なかったと聞いています。

味噌は発酵食品ですので、酵素がたっぷり。梅干は、天日に干して、太陽エネルギーを十分に蓄えて、それを、紫蘇と塩で漬けているので、やはり、エネルギーが豊富。
海藻には解毒作用があるので、毒素を出してくれる。考えれば、理に適っていますね。

何を食べるか、については、それぞれの方の好みもあるでしょうし、一概にどれが良くて、どれが悪い、と言いにくい部分があります。
ただ、古来の日本食は、肉体を健康に保つ、と言う面から見ると、かなり優秀なのかな?と言う気は致します。

個人的な結論としては、何を食べるか、と言う事よりも、どう食べるか、が、大切な
気がします。